論究ジュリスト01号

かつては月2回刊行されていた「ジュリスト」という雑誌が
ビジネス・ローを中心に扱う「ジュリスト」と学術的な話題を
中心に扱う「論究ジュリスト」に分かれました。
「ジュリスト」は月刊誌、「論究ジュリスト」の方は季刊誌と
いうことになっているようですが、「論究ジュリスト」を良く見ると、
「ジュリスト増刊」と書いてあります。
たぶん、雑誌コードの関係上、そうなっているのだと思います。
ちなみに「論究ジュリスト」01号の裏表紙に「雑誌 60797-23」と
書いてあるのが、雑誌コードです。

さて、01号の中身ですが、憲法に関する最高裁判例を読み直すという
特集が組まれています。
残念ながら、私の興味からは若干外れる内容でした。
ただ、安念潤司教授は、相変わらず面白いことを書いています。
一部を引用します。

「日本の憲法学者は、総じて左翼あるいはリベラルと相場が
決まっているようであるが(この点は、憲法訴訟論の原産国である
アメリカも御同様である)、そのリベラルなるものは、彼(女)らの
ムラのなかの符牒の類であろうと思われる。自由が嫌いな点で、
彼(女)らもまた、忠良なる帝国臣民たるの資格を失わない。
ロースクールだの裁判員裁判などといった統制色の強い制度の
導入を、彼(女)らは挙って歓呼の声で迎えたからである。
なかには、裁判員たることによって公民として陶冶されるなどと
曰う御仁まで出現したやに聞く。いやはや、時ならぬ国民精神
総動員運動(「精動」)の再来である。彼(女)らにしてなお
リベラルであり得るならば、卒業式に教員が実際に君が代を
歌っているか口の動きまで点検したとかいう、かの上方の
校長先生にもリベラルたる資格が十分にあろう。」

上記は、注から引用したものですが、本文の方も面白かったです。


論究ジュリスト(2012年春号) 1 (ジュリスト増刊)
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