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最近の判例

いわゆる過払金返還請求事件に関して面白い判決が出ています
(熊本地方裁判所人吉支部平成22年4月27日判決)。

過払金返還請求というのは、金融業者に対して払い過ぎた利息を返せということです。
通常、代理人である弁護士は、本人の口座ではなく、自分の口座に振り込むことに
よって払い過ぎた利息を返せと金融業者に連絡します。
権利を有するのは本人ですから、本人の口座に振り込むのが原則のようにも思えます。
ところが、本人の口座に振り込んでもらいたいと連絡することはありません。
なぜでしょうか。
実は、本人の口座に振り込まれてしまうと、本人が弁護士に対する
報酬を払わないことがあるからです。

本件ではどうやら、消費者金融業者が弁護士に対する嫌がらせとして、
本人の口座に振り込んでしまったようです。
本人の口座に振り込むことは、弁済として有効ですから、何ら問題ないようにも思えます。
しかし、過払金返還請求事件の実情を考えると、このような嫌がらせを不問に付すと
多重債務者の救済活動を弁護士ができなくなります。
タダ働きになるのでは、誰も過払い金請求事件を取り扱わなくなるからです。
その実情を考えて、裁判所は、このような振り込みは、弁護士に対する
不法行為に当たると判断したように思われます。
私は過払金返還請求事件を扱わないので、私にとっては無関係な判決ですが、
過払金返還請求事件を原告側に立って扱っている弁護士はホッとしていることでしょう。

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