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ハリウッド映画的人物

ロケットの話題の続きです。

昨日の日経新聞の記事ですが、世界の主な大型ロケットの
紹介の中で、異様な色彩を放っていたのは、スペースX社の
ファルコン9です。
打ち上げ能力はH2Aとほぼ同じでありながら、打ち上げコストは
H2Aの半分程度というのですから、衝撃的な安さです。

でも、そもそもスペースX社というのはどういう会社なのでしょうか。
聞いたことがありません。
こういう時に便利なのが、ウィキペディアです。
引用します。

「スペース・エクスポラレーション・テクノロジース、通称スペースX
(英: Space Exploration Technologies Corporation、SpaceX)は、
ロケット・宇宙船の開発・打ち上げといった宇宙輸送(商業軌道
輸送サービス)を業務とするアメリカ合衆国の企業である。
2002年にインターネットベンチャー企業PayPalの創設者、
イーロン・マスクにより設立された。」

PayPalは利用したことがありますので、知っていましたが、
イーロン・マスクという人物は知りません。
そこで、イーロン・マスクの項目を見てみると、

「イーロン・マスク(Elon Musk, 1971年6月28日 - )は、
南アフリカ共和国・プレトリア出身のアメリカの起業家であり、
スペースX社の共同設立者およびCEOである。PayPal社の
前身であるX.com社を1999年に設立した人物でもある。」

とあります。
さらに、テスラモーターズのCEOであるとも書いてあります。
なんと、あの画期的な電気自動車テスラ・ロードスターの
メーカーのCEOでもあったのです。



ハリウッド映画の中では、天才技術者が会社を設立して
画期的な製品、たとえばロボットを製造し、あっというまに
世界を変えてしまうという話がよく出てきます。
ネット関連の企業ではありえても、機械関連の分野では無理な話で、
所詮は絵空事だと勝手に思っていました。
しかし、自動車やロケットという、普通に考えれば、巨大資本、
巨大組織がなければ作れない物を、この人は、作ってしまっています。

なぜこのようなことが可能となっているのか、スペースX社の履歴を
見てみると、次のように成長してきたことが分かります。

①2002年6月にイーロン・マスクが設立した。
②イーロン・マスクはこの事業に1億ドルの私財を投じ、2005年11月には
 160名の社員を抱える企業になった。
③2005年に米空軍と契約。
④2006年にはNASAと契約。
⑤2008年9月28日にファルコン1ロケットが周回軌道に到達。
⑥2010年6月4日にファルコン9ロケットが周回軌道に到達。



注目すべきは、外国出身で、ネット企業で一発当てた若者が
設立した企業に、一流のロケット開発技術者が多数就職し、
まだ一回も打ち上げに成功していない段階で、軍やNASAが
契約を締結しているところです。

宇宙関連の予算の大幅な削減という背景があったからこそ、
ロケット打ち上げコストの大幅な削減を旗印としたベンチャー企業に
技術者が転職し、軍やNASAが契約を締結したのだと思いますが、
やはり日本社会との違いを意識せざるを得ません。

人と人との信頼関係ですが、実は、見知らぬ人を信頼する度合いは、
アメリカの方が、日本よりも高いということが社会心理学の実験から
分かっています。
アメリカは契約社会と言われることが多いのですが、それは
人的な信頼関係が薄いからだと解釈されがちです。
しかし、少し考えてみれば分かることだと思いますが、
信頼できない相手と契約することはありません。
見知らぬ人であってもある程度は信頼するという前提があって、
契約を締結するわけです。
そして、きっちりとした契約を締結できるのであれば、無名の相手とで
あっても取引をするというのが、アメリカ流です。

だからこそ、アメリカでは、起業家、投資家、法律家が連繋して、
次々と新企業を産み出すことが可能になっているのだと思います。
日本の現状について、私はまったく無知ですが、こういう連携が
日本でも可能になれば、民間人でも社会を変えていくことができそうです。
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