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ポール・クルーグマン「さっさと不況を終わらせろ」

ケインズ流の財政政策を大胆に行えば、不況退治なんて簡単にできる。
財政赤字は、適度なインフレと経済成長があれば、気に病む必要はない。
要約するとこういうことを言っている本です。

それはともかく、本書第10章におけるヨーロッパの経済危機に関する分析が秀逸でした。

① スペイン、イタリアの金利は従来高かった。ところが、ユーロが創設されたことにより、投資家たちは、スペイン、イタリアへの貸付をドイツへの貸付と同等に安全なものと考えるようになってしまった。その結果、スペイン、イタリアの金利が大幅に下がった。
② スペイン、イタリアの金利が大幅に下がったことにより、巨大な住宅バブルが発生し、ドイツから巨額の資金がそれらの国に流入した。
③ 巨額の資金が流入したことにより、スペイン、イタリアの賃金が上昇し、製造業が競争力を失って、それらの国は巨額の貿易赤字を垂れ流すようになった。
④ そういう状態であったところに、金融危機が起きて、住宅バブルが破裂し、税収が減り、失業手当が激増し、銀行救済のすさまじい負担を強いられることになった。

思い返してみると、たしかにユーロ創設直後の時期、スペイン、イタリアが好景気に沸き立っているという話を良く聞きました。こういう仕組みになっていたわけですね。


さっさと不況を終わらせろ
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