検察審査会の議決に基づく強制起訴

2001年に発生した明石市の歩道橋事故に関して、明石署元副署長が
検察審査会の議決に基づいて強制起訴された件につき、控訴審判決が
言い渡されました。
公訴時効が成立しているとして「免訴」とした一審の判断を支持し、
控訴を棄却するという内容のものです。

検査官役である指定弁護士は、当該元副署長は当時公判中だった別の
元警察官と共犯関係にあり、刑事訴訟法254条2項が適用されるので、
本件につき公訴時効は成立していないとして、起訴したようです。
それ自体は、必ずしも不合理な判断ではないと考えます。
ただ、日経新聞の報道によれば、検察審査会の議決に基づく強制起訴は、
2009年の制度導入以降8事件あるが、これまでに有罪判決が出たのは
1事件のみとのことですので、制度に対する批判の声はより一層高まりそうです。



刑事訴訟法254条2項「共犯の一人に対してした公訴の提起による時効の停止は、
他の共犯に対してその効力を有する。この場合において、停止した時効は、
当該事件についてした裁判が確定した時からその進行を始める。」
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

フリーエリア
プロフィール

大久保宏昭

Author:大久保宏昭
本ブログをご覧いただき、ありがとうございました。

リンク
カウンター
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR