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宮台真司「私たちはどこから来て、どこへ行くのか」

著者によれば、この日本において、「誰が誰のために何をしてきたのか」、
「誰が誰のために何をしていると人は期待してきたのか」の歴史が
叙述されているのが本書ということになります。
ただ、それに止まらない魅力が本書にはあります。
社会学という学問の性質によるものなのでしょうか。すべてを相対化し、
前提を疑う眼差しがもたらす知見が刺激的です。
印象的だった箇所を二箇所引用します。

人を殺してはいけないかどうかも先験的ではありません。
現に人を殺してはいけないというルールを持つ社会はありません。
どんな社会も、戦争や処刑において「人を殺せ」と命令を発します。
命令に背くと、逆に処罰されます。
その意味で、「人を殺してはいけない」というルールを持つ社会はないと言えるのです。
代わりにあるのは、「仲間を殺すな」というルールと「仲間のために人を殺せ」
というルールの組合せです。
この二つはどの社会にも存在します。
死刑廃止は、ここ40年の動きに過ぎないので、人類史的には無視できます。
(本書143~144頁)

戦後日本人は「みんなで決めたことは正しい」という信念を
刷り込まれました。
そうではない。
「みんなで決めたことは間違っているに決まってる」にもかかわらず
「仕方なくみんなの決定に従う」のです。(本書186頁)

私たちはどこから来て、どこへ行くのか私たちはどこから来て、どこへ行くのか
(2014/02/20)
宮台 真司

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