増井良啓「租税法入門」

たった今目を通し終わったところですが、画期的な入門書だと思います。

いきなり現行制度の趣旨を説明するのではなく、まず単純なモデルを提示し、
納税者側の反応を考慮した上での経済的帰結を示して、だから現実には
こういう制度が必要になるのだといった説明がなされています。

税法の入門書というのは、大概が退屈極まりないものですが、上記のような
論の進め方をしているこの本は、結果として、知的好奇心を刺激する
面白い本に仕上がっています。

ところで、この本はタックスプランニングにも触れていますが、
この分野では一番著名な書籍と思われる「Taxes & Business Strategy」の
抄訳「MBA税務工学入門」は、いつの間にか絶版になっていたのですね。
ほとんどの日本人は分厚い原書を読む気力は持ち合わせていないでしょう。
訳本が出版されていないのは、残念なことだと思います。

租税法入門 (法学教室ライブラリィ)租税法入門 (法学教室ライブラリィ)
(2014/03/28)
増井 良啓

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MBA税務工学入門―タックス・アンド・ビジネス・ストラテジーMBA税務工学入門―タックス・アンド・ビジネス・ストラテジー
(2001/11)
マイロン・S. ショールズ、メール エリクソン 他

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Taxes & Business Strategy (5th Edition)Taxes & Business Strategy (5th Edition)
(2014/01/16)
Myron S. Scholes、Mark A. Wolfson 他

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