スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

High Frequency Trading(「HFT」)の功罪

近時、HFTが批判の的となりつつあります。
HFTとは、予め定められたアルゴリズムに従い、
高速かつ高頻度で自動売買を繰り返す取引手法を
いいますが、次のような戦略を用いて利益を
上げていると言われています。

①機械的マーケットメイキング:短期的に反対売買が
できることを前提として、売り買い両サイドの発注を行い、
その価格差から収益を上げようと試みる戦略

②市場での短期的鞘取り:自ら売買を繰り返して、
流動性を供給しながら、市場の注文状況を把握し、
価格の変化を先読みしようと試みる戦略

③ニュースや経済統計の起こすマーケット・インパクトを
利用:ニュースなどの市場外の情報に関してデータ・マイニングで
市場への影響度を分析し、市場での価格変化を
先読みすることで収益機会を得ようと試みる戦略
(出典:http://j-ts.co.jp/idea02.php)

そして、結果として、HFTは市場に流動性を供給し、
株価の変動を緩やかにしているとの実証分析を
株式会社日本取引所グループが2014年5月20日に
発表しています。

http://www.jpx.cohttp://www.jpx.co.jp/news-releases/ncd3se00000016r9-att/JPX_working_paper_No.4.pdf

これだけですと、HFTには何の問題もないように思えます。
しかし、個人投資家の立場に立って、HFTが実際に
何をしているのかを見ると、また違った感想が湧いてきます。
HFTでは、人間の反射スピードを遥かに上回る、
機械のみが可能なスピードを生かして、個人投資家に
先駆けて自動売買を繰り返しています。
そして、個人投資家が取引所に出した売買注文を
事前に察知して、その注文が取引所で消化される前に
先回りして売買することすら可能となっていると
言われています。

これが事実であれば、超高速かつ大量の後出しじゃんけんが
行われているということであり、市場全体を鳥瞰すれば、
実質的には、法の禁じるフロント・ランニング(金商法38条7号、
金商業等府令117条1項10号)が大々的に行われているのと
同じ状況になっているようにも見えてきます。

他にも問題点があり、HFTを放置しておいては、個人投資家が、
市場から離れていってしまうのではないか。
そのように批判されるようになってきているようです。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

フリーエリア
プロフィール

大久保宏昭

Author:大久保宏昭
本ブログをご覧いただき、ありがとうございました。

リンク
カウンター
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。