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バイナリーオプションの問題点

バイナリーオプションと呼ばれる金融商品が話題になっています。

バイナリーオプションというのは、数時間後の外国為替相場の騰落を予想して賭け金を積み、予想が当たればあらかじめ決められた金が支払われる反面、予想が外れれば賭け金を失うというもののようです。

一般的な外国為替取引(FX取引)では、どの程度上がったか下がったかの値幅に応じて損益の金額が決まります。それに対して、バイナリーオプションでは、損益の金額は値幅によって変動しない固定された金額とされているところに大きな違いがあります。
このように値幅が考慮されない単純化されたゲームとなっていますので、一般消費者にも手を出しやすい商品となっている反面、トラブルも増えています。

例えば、2014年9月11日に関東財務局が、次のとおりの呼びかけを行っています。

海外に所在する無登録業者とのFX取引等にご注意ください!

ただ、問題の本質は、無登録業者かどうかにはないように思います。

上記のとおり、バイナリーオプションは単純化されたゲームであり、法的にはともかく、確率論的には丁半博打に極めて近いものとなっています。ところで、確率論の観点からすると、丁半博打には、「破産問題」と呼ばれる問題が存在します。

数パーセントの差-破産問題

(以下は、上記リンク先文書の一部を単純化したものです。)

ギャンブラーX氏が次のルールでゲームを行ったケースを想定する。
(a) 掛け金1、つまり‘勝てば+1、負ければ-1の損得’というゲームを繰り返す。
(b) 各々のゲームで、X氏の勝つ確率は1/2。
(c) X氏が目標金額aを獲得するか、所持金が0になる(=破産する)時点で賭けは終了する。
この場合、所持金nでゲームを開始したX氏が、目標金額aを獲得する前に破産する確率Q(n)は、

Q(n)=1-n/a

となる。

つまり、所持金100万円で目標金額を1000万円としてゲームを繰り返すと90%の確率で破産し、所持金100万円で目標金額を1億円としてゲームを繰り返すと99%の確率で破産するということになります。

Googleで「バイナリーオプション」をキーワードにして、検索を行うと、「稼ぐ」、「投資」といった言葉を含むページがヒットしますが、丁半博打で稼ぐ、丁半博打に投資するという考えは、上記確率問題からすると危い考えです。確率論的にその性質が丁半博打に近いバイナリーオプションにお金を使うのなら、あくまでも遊びと割り切って使うべきでしょう。


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