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コーポレートガバナンス・コードの策定に関する有識者会議

コーポレートガバナンス・コードを策定することを目指した有識者会議が設置され、すでに平成26年8月7日、同年9月4日、同月30日と3回の会議が開催されています。

会議の内容ですが、冨山和彦氏が大胆な主張を行っているのが目立っています。
同氏は株式会社経営共創基盤の代表取締役というだけでなく、経済同友会副代表幹事でもありますので、経済界代表ということになるのかもしれませんが、発言内容はかなり尖っています。
以下、第1回有識者会議における同氏の発言の一部を同会議議事録から引用します。

コーポレートガバナンス・コードの策定に関する有識者会議(第1回)議事録

「過去20年から30年に係る日本企業の現実というのは、はっきり言って負けてきた現実なんですよね」

「ROEが低いというけど、これは実はROEが低いというよりは売上高利益率が低いんですよね、これは要は競争負けしているということなんですよ。実はあんまりレバレッジは関係ないんですね、日本のROEの低さというのは。ですから、別に資本政策で株主におもねったから負けているんじゃなくて、要は本業で負けているからこれは負けてきたわけです。」

「よく言われる売上高、長期的な成長と雇用を重視するから利益率が低いんだと言いわけをすぐ経営者はする、私も経営者なので自分で自分につばきしているんですけれども、あれははっきり言って大宗を読めってうそなんですよ、これ。」

「だって、30年にわたってこうなんだから。実際データを取っているとわかるんですけれども、30年間そうということは、もうはっきり言って、これは経営がだめなんですよ、日本の会社は。」

「今回のコーポレートガバナンスの射程として、私は、経営者自身にとって厳しければ厳しいほど内容としてはいいと思います。ですから、現状がこうだからということで、だめな現状に全然おもねる必要はない、合わせる必要はない。」

平成26年9月30日に開催された第3回会議の資料として提出された、同氏の意見書も読みごたえがあります。

コーポレートガバナンス・コードの策定に関する意見書(第3回有識者会議向け)

これについても一部を引用します。

「本コード策定の基本射程は、日本の上場企業の「稼ぐ力」(成長力、収益力)を長期的、持続的に高める条件整備にある。その意味で、粉飾決算等の不祥事防止に関わる「守りのガバナンス」だけでなく、「攻めのガバナンス」の強化こそが求められている。
そして「攻めのガバナンス」の要諦は、経営者が、変化を続ける経営環境の中で適時・的確なリスクを取り、社会や様々なステークホルダーの価値との調和を保ちつつ、社内外の抵抗を乗り越えて必要な変革を継続することで根源的な競争力を高め、長期的・持続的な企業価値の向上を行っているかどうかを、然るべき牽制力(例えば経営者の任免への関与)を持って厳しくモニタリングすることである。」

かなり突出した意見のように思えますが、こういう人がいると見ていて面白い議論になります。今後、どのように議論が深まっていくのか、見ものです。
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