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井上達夫「リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください」

井上達夫教授が対話形式で、過去の著作のエッセンスを紹介している本です。

副題は「井上達夫の法哲学入門」となっていますが、内容は
いわゆるリベラルの政治的主張に対してかなり挑戦的なものとなっています。

たとえば井上教授は、「等しき事例は等しく扱うべし」という「正義概念」こそが
重要だと指摘したうえで、次の通り主張しています。

①「アジア女性基金」は世界に誇るべきものであり、自分が侵略した他国に対して
謝罪したことのないアメリカの下院が慰安婦問題について日本非難決議をなしたことは
まさに「厚顔無恥」というべきである。

②ドイツが自分たちの戦争責任の追及を日本よりもずっと立派に行ったというのは
「神話」にすぎず、日本が、ドイツにくらべて、戦争責任の追及をしっかりやっていないと
言われるのはおかしい。

③日本国憲法第9条は文理上、絶対平和主義を唱えており、専守防衛の範囲なら
自衛隊と安保は9条に反しないとする旧来の内閣法制局見解は「解釈改憲」に他ならない。
この「解釈改憲」を認めている者には、安倍政権の解釈改憲を批判する資格はない。
憲法9条は削除すべきである。ただし、軍事力を持つのであれば徴兵制を導入して
軍事力行使に歯止めをかける必要がある。

他にもロールズを批判し、マルクス主義の基礎となっている労働価値説を「めちゃくちゃ」と一蹴し、
アメリカのウサマ・ビン・ラディン暗殺に怒るなど、とにかく刺激的な内容になっています。


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