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東芝の第三者委員会調査報告書

株式会社東芝が、第三者委員会の調査報告書全文を公表しました。
http://www11.toshiba.co.jp/about/ir/jp/news/20150721_1.pdf
300頁程度のボリュームがあるものですので、その一部にしか目を通しておりませんが、経営トップに対して、次の通り、かなり思い切った評価を加えているのが目につきました。

「本案件のうちいくつかの案件については、P、GCEO又はCFOといった経営トップが意図的な見かけ上の当期利益の嵩上げの実行や費用・損失計上の先送りの実行又はその継続を認識したのに、中止ないし是正を指示しなかったものが認められる。また工事進行基準案件の中には、社内カンパニーから工事損失引当金の計上の承認を求められたのに対し、経営トップがこれを拒否したり先延ばしの方針を示したと認められる案件がある。また、PC事業においては、経営トップが、ODM部品の押し込みによる見かけ上の利益の嵩上げを行わざるを得ない状況になりかねないことを認識しつつ、社内カンパニーに対して厳しい「チャレンジ」を課してそのような状況に追い込んだり、社内カンパニー側がODM部品の押し込みによる見かけ上の利益の嵩上げを解消する意向を示したのに対して難色を示した事実も認められる。
 そして、このようにコーポレートの経営トップらの関与等に基づいて、不適切な会計処理が多くのカンパニーにおいて同時並行的かつ組織的に実行又は継続された不適切な会計処理については、経営判断として行われたものと言うべく、これを是正することは事実上不可能であった。」

会計処理に関しては、次のような目を疑うような表現すら用いられています。

「本案件のうちのいくつかの案件においては、実際に会計処理を担当する担当者ら、その上長である事業部長及びカンパニーのトップであるCPらにおいて、一般に公正妥当と認められる企業会計の基準について、十分な知識を有していない状況がみられた。このため、引当金の計上等の会計処理を行う必要性を裏付ける事実が発生していること自体は認識しつつも、合理的な理由もないままに適切な会計処理を怠っているものがみられた。」

「いくつかの案件については、東芝において定められている会計処理基準が適切なものではなかったことが原因で不適切な会計処理が行われていた。」

本件、これから様々な法的手続きが開始されることになりそうですので、さらに面白い話が出てくるかもしれません。
今後の展開を見守っていきたいと思います。
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