今回のAIブームもまたもや空騒ぎに終わるのか?

最近、「AI」、「人工知能」という言葉を毎日のように目にします。AIの進歩により、現在の職業の大半が機械に置き換えられることになるといった言論が横行しています。

しかし、情報学を専門とする西垣徹教授によれば、それは妄想にすぎないそうです。
同教授は平成28年9月7日付日本経済新聞において、大要次のとおりのことを述べています。

1.今回のAIブームは第3次ブームである。
2.第3次AIブームを起こしたのは「深層学習」という技術である。
3.「深層学習」において、実際に行っているのはビッグデータの統計処理にすぎない。
4.「深層学習」は、パターン認識において有用であるにすぎず、この技術により人間の脳に近い機能を持つAIが誕生し、AIが自分で概念を把握できるようになるわけではない。
5.自我を持つ汎用AIは幻にすぎない。「IA」すなわち人知(Intelligence)の増幅器(Amplifier)を目指すべきである。

実際、深層学習の数理の解説をネットから探してみると、最小二乗法、最尤推定法、マルコフ決定過程等の統計学の用語が並んでおり、統計処理を大量かつ高速に行うことが核となっている技術であることが推測されます。
http://www.slideshare.net/RyoNakamura3/ss-61945131
統計処理が万能な技術であるわけはありませんから、西垣教授の言うとおり、「深層学習」も万能の技術ではないのでしょう。
とすると、今回のAIブームも80年代の「第5世代コンピュータ」の時と同様に一時的ブームで終わってしまうのかもしれません。
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