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画面デザインと意匠法

知的財産研究所から、平成23年度特許庁産業財産権制度問題調査研究報告書として、
「デジタル社会におけるデザイン保護に即した意匠制度の在り方に関する調査研究報告書」
発表されています。

画面デザインやアイコンのようなものの経済的重要性が増してきたので、
意匠法を改正して保護範囲を拡大すべきか検討したということのようです。

意匠法2条の1項と2項を見ると次のようになっています。

第二条  この法律で「意匠」とは、物品(物品の部分を含む。第八条を除き、以下同じ。)の
形状、模様若しくは色彩又はこれらの結合であつて、視覚を通じて美感を起こさせるものをいう。
2  前項において、物品の部分の形状、模様若しくは色彩又はこれらの結合には、
物品の操作(当該物品がその機能を発揮できる状態にするために行われるものに限る。)の
用に供される画像であつて、当該物品又はこれと一体として用いられる物品に
表示されるものが含まれるものとする。

なるほど、物品を離れた画面デザインやアイコン画像自体は「意匠」には当たらないようです。
ですから、例えばパソコンのソフトの画像デザインは現行の意匠法では保護されません。
物品であるパソコンと結びついていないからです。

ただ、物品から独立に画像デザインやアイコン画像そのものを意匠法で保護することにした場合、
デザイン事務所等が大量にデザインを権利化しようとすることが想定されます。
あまりにも大量な出願がなされるようであると、事務作業自体煩雑ですし、
新たな意匠の創作にあたって、大量の登録意匠を調査しなければならないことになれば、
むしろ「意匠の創作を奨励」するという意匠法の目的に反してしまいます。

そこで、そこまでは行かない方法で画像デザイン等の保護を充実させることを検討するのが
良いのではないかという話になってきているようです。

日本経済新聞の報道では、30日に予定する産業構造審議会(経済産業相の
諮問機関)の知的財産政策部会で議論に着手し、2012年度内に結論を出すと
されています。
どういう結論になるのでしょうか。
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