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三浦しをん「舟を編む」

新聞の広告欄を見ていたら、「三浦しをん「舟を編む」本屋大賞第一位」という
宣伝文句を見つけました。
職場の同僚が、面白い本がありますよと薦めてくれていた本の名前と
同じ名前だということに気づき、ためしに読んでみました。

この小説は、辞書編纂の現場を題材にしたものです。
この本で書かれている辞書編纂の様子は、20年位前に何かの本で読んだのと
同じですが、いまだにカードを使って辞書を作っているのでしょうか。
ただ、いずれにしろ通常の辞書は人間が作成しているものです。
言葉の感覚にすぐれた人間が、丁寧に言葉を選び、文章を磨いて、
できるだけ短い言葉でそれぞれの言葉を説明してくれています。
だからこそ、わかりやすいし、信頼できます。
ですから、紙の辞書から電子辞書に形が変わっても、手放すことはできません。
その辞書編纂の現場の臭いを伝えてくれる本書は、一読の価値があると思います。

ただ、百科事典がWikipediaに実質的に置き換えられつつあるように、
辞書の世界にも大変動が起きつつあるようです。
電子化もそうですが、さらなる根本的変化が起きつつあります。
Google日本語入力は、インターネット上から自動的に用例を見つけて
辞書を生成し、ユーザーの変換を助けています。
専門家に頼るのではなく、集合知を利用するというやり方です。
もちろんこれは辞書の一部の機能を置き換えるものでしかなく、
従来の辞書の存在価値は失われていません。
ただ、将来はわかりません。
私個人は、まだまだ電子辞書を使っていこうと思っていますが、
数年後には、パソコン、スマホしか使わなくなっているかもしれません。
この本の舞台は、現代ですが、昔話に聞こえてしまうというのが、
少し寂しいところではあります。


舟を編む
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